カコミスル
カコミスルとは
アライグマ類の中では最小。カコミスルとはネイティヴアメリカンの言葉で「小さいピューマ」と言う意味。
厳粛たる夜行性の動物で、昼間は全く外に出ない。
動きがとても敏捷で木登りも上手だが樹上で暮らすことはない。
幼い内から飼育した個体はよく人に慣れ、ネズミを捕殺する能力に優れる事から、嘗てアメリカ各地の鉱山ではネズミの駆除に用いられていた。
カコミスルの特徴
尾が長く白黒の輪がある食肉目アライグマ科の哺乳類。丸く潤んだ瞳がとても愛くるしく短い手足をしている。
小型のイエネコに似るが、耳介がまるく大きく、吻(ふん)がとがり、尾が太く長い。
体毛は軟らかく,体の上面は淡黄褐色,毛端は黒色,体の下面は白色,尾には約7本ずつの黒と白の輪状斑がある。
カコミスルのデータ
目属性 | 食肉目 アライグマ科 カコミスル属 |
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分布 | 北アメリカ中西部からメキシコ南部にかけての乾燥した地域の岩の多いがけや廃墟など |
体長 | 30~38cm(尾長31~44cm) |
体重 | 900~1300g |
寿命 | 約8~12年 |